先日、とある患者さんとの話題で「貧乏ゆすり」が出ました。
その患者さんの旦那さんがするそうなのですが、貧乏ゆすりってそういえば身近でする人もいませんし、あまり詳しくありません。
と、いうことで先日師匠に聞いてみることにしました。
師匠は「道理に適った」考え方を根幹に治療をしている人で、
元生理学の講師ということもあり、とにかく納得のいく説明をしてくれる人です。
ちゃんと調べたことがある人がいるかわからないから、
こう考えると理に適うけど、あくまで考察だよ、とよく言われます。
ちゃんと調べる人がいないようなことばかりを質問している弟子です。
確かに貧乏ゆすりなんて、よっぽどでないと困る人いないから、お医者さんも調べませんよね…。
さて、貧乏ゆすりについて。
ちょっと難しい話かも知れませんが、興味のある方は以下をどうぞ。
理由はいくつか考えられます。
1 精神的ストレス
2 物理的ストレス
3 体が元々持っている振戦(小刻みに揺れる動き)
1の精神的ストレスについて。
これはそのままの通りで、ストレスで爪を噛む癖、などが揺れる動きとして表に出るもののことです。
2、これは体の伸びと同じようなものですね。
じっとしている方が体が張ってしまう、窮屈に感じるなどで、動いてしまうものです。
このタイプの場合は、「普通にしていて落ち着かない」状態であることから、治療をすると変化が現れる可能性が高いでしょう。
3の「元々持っている」ですが、これは「病気未満」という言い方が一番わかりやすいでしょうか。
振戦(しんせん)は、病気の時の特徴の1つなったりします。
これは神経の伝達回路がおかしくなった時などに出る症状です。
なので、本来元々その伝達回路があまり調子がよくない(元々持っている)が、普通にしている時は意識で抑えることができ、気を抜いた時などにその症状が出てしまう、というものです。
約に立つかどうかなんとも言えない雑学かも知れませんが、
施術をする側は、こういう知識の積み重ねでより患者さんを多角的に見ることができますね。
また質問をした時などに、ここにプチ知識(考察)を書いていきたいなあと思っています。