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イメージと道理3-甘味料の話-

イメージと道理3-甘味料の話-
2015年03月12日

今回は甘味料の話です。

前回の記事に書いたように、私は最近ソイラテを作って飲んでいます。
豆乳+コーヒー+蜂蜜で作ります。
ここで砂糖ではなく、敢えて蜂蜜にしている理由が今回のテーマです。

一般的なイメージとして、「砂糖の摂りすぎはよくない、太る」というものがあると思います。
黒糖、蜂蜜などに関しては「砂糖よりはよさそう」といったくらいでしょうか?

砂糖(精製糖)に関しては、「摂りすぎはよくない」というイメージそのままでいいので、患者さんに伝える時なども話がしやすいです。
よくない理由については、前述の「太る」などもそうですが、牛乳の話の時と同様、
「急激に吸収される」ものであるから、という点が大きいです。
血糖値の急上昇、ひいては急降下を繰り返すことによる、糖尿病の予備軍状態になりやすいからですね。
人間の体はなんでも、「偏ったものを急激に摂りすぎる」ことは避けておいた方が無難です。

ですので、一般的に家庭で料理を作る際などは、精製糖の使用でもあまり問題にならないかと思います。
日常的にその辺りで買える飲料などが注意が必要ですね。
今はインターネットで簡単に、一般的な飲料に含まれている糖分を調べることができます。
缶コーヒーでスティックシュガー(5g)1~3本分、500mlコーラで10本分以上…
単体で見ても結構な量を、通常そんなに時間をかけずに消費してしまいます。
それを飲む度に、体の中は血糖値の上げ下げで大忙しになっているのです。

黒糖はミネラル等がある分、多少白砂糖よりはいいでしょうか。
吸収速度についても、精製された上白糖よりはゆっくりのようです。

蜂蜜については、吸収速度が速いものの、血糖値の上昇速度はゆっくりという特徴があります。
こちらもミネラルなどの栄養素が含まれているため、甘味料としては積極的に使っていきたいですね。
しかし蜂蜜は国内での規格があやふやなため、質のばらつきがあるようです。
中には水飴で嵩増しをしているものもあると聞きますので、健康を目的として使用する場合には、極端に安いものは避けた方がいいかも知れません。
表題に使っている写真は、手持ちの蜂蜜の一部ですが、原料とする植物によって風味が違うのが面白いですね。
一時期有名になったマヌカハニーは、ピロリ菌に有効だとか。
これも調べると等級など色々あるようです。

またオリゴ糖も、腸内細菌のエサになる糖分ということですので、体にいいですね。
こちらは私は使用したことがないので、味はわかりませんが、そのうち試してみようと思っています。

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