集まりに誘われて、表題の江戸切子体験に行ってきました。
切子のグラスは皆さん見たことあると思いますが、それを自分の手で作ろう、というイベントです。
色のついたガラスを機械で彫っていく作業なのは、実際に見て初めて知りました。
それなりの人数でいったので、写真のグラスもたくさんなのです。
体験の場所は亀戸でした。
亀戸は、昔江戸川区に住んでいたころによく歩いていまして、そう言えば切子のお店があったなーと、連れていかれて初めて思い出しました。
最初に説明もそこそこ、機械の前に座って彫刻の練習です。
ちょっと理解できてきたら、何色かあるグラスから1色選んで、色ペンで模様の下書きをします。
見本はたくさん置いてありましたが、初心者でもできる柄はそんなに多くはありません(笑)。
下書きができたら、実際に機械に座って彫刻です。
後で匠(他になんと表現しましょう)に手直しをしてもらうため、直す余地がある程度に控えめに彫ります。
底面ができたら側面で。
側面は真っ直ぐではないため、底面よりも難しいです。
直線を組み合わせたものは比較的どうにかなりますが、曲線や凝ったものは初心者にはまず無理。
…ですが、匠にお願いするとちょっとなら彫ってくれるとのこと。
藤やスカイツリー、丸(これが難しいのです)などを入れたい人は言ってね、とのこと。
私は紫のグラスを選んでいて、藤とか花の柄がいいなーと思っていたのですが、実際に自分でやってみてすぐ諦めました。曲線は本当に難しいのです。
匠曰く、そのものになりきる気持ちがあれば、できるそうですが。
藤を入れる時は藤になりきる、魚を入れる時は魚になりきる…
だそうで、魚に苦戦していた人は、「魚の気持ちが足りてない!」なんて言われていたり。
藤に憧れる気持ちがありつつも、とてもなりきる自信のない私は匠にお願いし、藤を入れてもらいました。
底面のみ、自分で彫って手直しをしてもらったものです。
結果、とても素敵なグラスにはなりましたが、体験で作ったグラスというにはちょっと違うような…?(笑)
他の人も薔薇やらウサギやら、色んなものを入れてもらっていて、大人数ということもあり、匠は非常に忙しそうでした。
この後はみんなで亀戸天神へ。
藤が咲いていることを期待していたのですが、残念ながら花がついてる木は1~2本程度で、まだまだの気配でした。
(日曜日時点での開花情報です)