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考える脳

考える脳
2015年05月13日

前回、図書館の紹介記事を書きましたが、それに伴い、久しぶりにぽつぽつと読書をしています。

久しぶりに大量の文字を読むことにして驚いたのが、「小説内の状況把握にすごく時間がかかるようになった」ということです。
久しぶりと言ってもビジネス書や人体・健康に関する本などは継続的に読んでいまして、それらでは特に変化を感じることも今までなく、単純に小説を読むことが久々であっただけなのですが。
目で文字を追う速度は特に変化がないのですが、登場人物の背景や思惑、風貌などを全部整理して頭に入れ、思い浮かべながら読むことにとても時間がかかりました。
○○省の誰それさんはこう考えていて、どこそこにいるこんな恰好をした▲▲社のこの人はこういう立場で、さらに××カンパニーの人の思惑はこれこれで…。
ビジネス舞台の小説を読んでいて、目に頭が追い付いていない!と愕然。

こうした能力は小説を読むときに必要だと思いますが、ずっと使わないとやはり動きが鈍るんですね。
人の脳はシナプスという、情報を受渡しする回路がありますが、これは使えば増えていきます。
シナプスが増え、情報交換しやすくなることを一般に脳の発達としています。
しばらく使っていなかったから、すっかりその部分の働きが衰えたのだな…と実感しました。
昔は小説ばかり読んでいましたが、当時から見ると明らかに退化しています。

なにかの部分が衰えると、気付かないうちに他にも影響があるかも知れません。
せっかく気が付いたので、しばらくはこの部分のリハビリをしていきたいと思っています。

本文とは関係ないですが、今の時期によく見かける花。
庭仕事に親しむ身内には「雑草」と言われましたが、見るだけの私はけっこう好きです。
2015-05-07 13.35.55

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