ブログ・新着情報

水溶性アロマオイル

水溶性アロマオイル
2015年06月30日

以前の記事でもちょっと書いたのですが、水溶性アロマオイルを使っての感想です。

あんず整体院での通常の精油の使用方法は、基本的には「素焼きのコインに垂らす」なのですが、この水溶性オイル、香りはしっかりしているのに、コインに垂らしても通常の精油と比べるとあまり香りが立ちません。
粘度の違いもあるでしょうし、もしかするとそういう性質なのでしょうか?
水にはすんなり溶けるので、(使用は自己責任になりますが)加湿器に垂らす使い方などができるかも知れません。

さて、以前の記事4番の、「ルームスプレーを作る」をやってみました。
通常の精油(ミント・ユーカリ・ティートゥリー)のものを1つと、水溶性オイル(香りはブレンドタイプのもの)をそれぞれ1つ。
まず通常の精油は、アルコールに精油を垂らし、混ぜてから水を入れます。水と精油は混ざらないため、アルコールが必要ですね。
水溶性オイルはこの手間がなく、簡単に水と混ざりました。
香りの濃度は好みで後から調節できる分手軽ですね。
2015-06-30 19.17.45

しかし、作成してから気付いたのが、「水溶性オイルの水分は、ほぼ水である」という点。
アルコールではないために揮発しづらいですし、湿気の多い時期は使いづらいですね。

今回は安価なスプレーボトルを使用のため、アルコールの濃度を抑えて作っていますが、アルコール耐性のあるボトルを用いてもっと度数を上げたものを作った方が、除菌等の目的でも使いやすくて実用的だったかも知れません。

さてここで、豆知識になるのですが、「エッセンシャルオイル(精油)」と「アロマオイル」の違いについて。
エッセンシャルオイル(精油)は、以前の記事にも書いたように、植物の芳香成分のみで作られているものを指します。
アロマオイルは、それには当てはまらない、香りを楽しむためのもの全般を言います。
合成香料の液体は基本的にアロマオイルですね。
ので、「アロマセラピーをしてみよう!」と思う方は、「精油」と明記されているものを選びましょう。

今回私が使った水溶性オイルは天然精油使用を謳っているものでしたが、「アロマオイル」と表現されていたので、基本的になにか別のもの(おそらくは水溶性にするための界面活性剤など?)が入っていると考えていいでしょう。
雑貨屋さんでも最近よく見かけるもので、調べてみると雑誌掲載されるなど人気の商品のようでしたが、精油以外の成分はサイトでは公表されておらず。
香りの作り方などは好みのものもあり、そういった安全面でも配慮されていれば、安心して人に勧めることができるのにと残念に思いました。

pagetop