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ローズの効能

ローズの効能
2016年03月17日

薔薇。
この漢字が書ける人はちょっと少ないと思いますが(私も書けません)、読めない人はほぼいないと思うくらい代表的な花の名前ですね。
今回はこの「薔薇」について、アロマセラピーから見た効能のお話です。
アロマセラピーに関する基本のお話はこちらをクリックしてください)

薔薇はその華やかな印象のせいか、とても女性的なイメージが強いですが、男性にも根強い人気のある花です。
ヨーロッパでは薔薇の原産地(諸説あるようです)はうちだ!と、殿方たちが言い争っているという話を聞いたことがありますし、そういえばうちの父も薔薇が好きでした。
万人に愛されやすい花なのかも知れません。

・バラの精油の効能と種類・

さて、そんな男女の別なく愛されている薔薇ですが、アロマ的な観点からは女性に対して特に優れた効能を持つとされています。
ラベンダーなどに代表される鎮静・リラックス作用の他に、ローズには抗うつ作用、ホルモンの調節作用、子宮強壮作用(※)などがあります。
PMSや生理痛にも効果があるとのこと。
スキンケアに用いれば保湿・収れん作用が期待できるので、いい香りの上に肌にも効能があるとなると嬉しいですね。

083692そんなローズの精油は、大量の花びらから僅かな量しか取れないので、価格も精油の中ではかなり高価です。
精油を買える場所でローズを探してみると、「ローズ・オットー」と「ローズ・アブソリュート」の2種類が(片方しかないことも?)置いてあると思います。
ローズ・オットーはとりわけ高く、アブソリュートは比較的お手頃ですね。
ではこの2種類の違いはと言うと、これは精油の採取の仕方によって違うものです。
オットーは水蒸気蒸留法と呼ばれるやり方で採取した精油、アブソリュートは溶剤を使って採取した精油を指します。
効能も若干違うとされていますので、ローズの精油に興味を持たれた方は、よく調べてから自分に合うものを選ぶことをお勧めします。

・似ている名前の精油・

さて、他にローズ?と間違われる精油、ローズウッドとローズゼラニウムがあります。香りはどちらもローズとよく馴染みますが、これはどちらも薔薇ではありません。
ローズウッドは、薔薇に似た香りがすると言われていますが、これはバラ科の植物ではありません。
ローズゼラニウムは、これまた華やかな香りがするせいか「ローズ」とよく冠されますが、これも「ゼラニウム」であり、バラの仲間ではありません。

食べ物も香りも、自分に足りてないものは欲しくなるのが人体のよくできているところです。
華やかに前向きな気持ちを作りたい方や、生理・女性ホルモン関連のトラブルがある方はぜひ、ローズを試してみてください。

※多数の書籍には書いてありませんが、妊娠初期にローズは禁忌としている文献もあります。他にも禁忌とされるものはいくつかありますので、妊娠中の方はよく調べた上で精油をお使いください。

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