以前の記事(石けんな生活)でも書きましたが、私の趣味は石けん作りです。
最近になって写真も興味が出てきましたが、石けん作りはもう私の生活に欠かせないものになっています。
さて、梅雨になる前に作らなきゃ…と思いながら、結局5月や6月になってしまいました。
上にある写真の茶色い石けんは、米油を材料に米ぬかを入れたものです。
切り分けの際、まだ少し柔らかかったので断面が毛羽立ってしまいました。
切る時は「少しべたべたする羊羹」みたいな状態でした。
米ぬかは古来から日本で美容アイテムとして用いられていたものですが、米ぬかに含まれるオリザノールという成分が抗酸化作用や美肌に効果的な作用があるとして、現代でも注目を集めています。
抗酸化作用とは、現代風に言えばアンチエイジングとなりますね。
米油も米ぬかから作られるものですから、こちらにもオリザノールが含まれています。
アンチエイジングと美肌がテーマの石けんと言えます。
個人的にも、米油の石けんは使い心地が独特で気に入っていますので、完成(乾燥と熟成で約3カ月かかります)が楽しみです。
ついでに、駆け込みでもう1つ石けんを仕込みました。
こちら(写真右)はまだ型から出せていない状態です。
こちらはオリーブオイルやスイートアーモンドオイル、ホホバオイルなど、美容オイルとして使われているものを組み合わせた、その名も「最高に贅沢な石けん」。
手作り石けんの第一人者である、前田京子さんという方のレシピの石けんです。
オイルがミックスブレンドされた状態のものを以前買っていたので、そこにゴートミルクのパウダーを追加してみました。
ちなみに、この「最高に贅沢な石けん」、オイルブレンドを販売している会社(先日工場見学に行ったので、その記事もまた近いうちに)でも完成品が売られているのですが、なんと1本分、約8個分?で14000円という贅沢具合!
オイルの状態ですと、価格は3000円もしないくらいですので、これは手作りの醍醐味。
石けんの過剰在庫を抱えないよう、最近は作る量もセーブしているので、手持ちのオイルも少なくしていましたが、最近嬉しいことに、周囲で無添加石けんのよさを理解してくれる人が増えてきました。
興味のある患者さんにお試しでお分けすることもありますが、「体にいいこと」への理解が広がるのは喜ばしいことです。
「船橋で石けん作り」で購入した苛性ソーダが、やっと出番になりました。