湿気の多い日が続いていますね。
梅雨の空気に負けそうになる時期ですが、この季節に疲労回復にもオススメな食べ物を紹介します。
写真は患者さんから戴いたさくらんぼ。(ありがとうございます!)
出回る期間が短いものの、さわやかな味覚とそこに含まれる栄養はこの時期に最適のものです。
果物の栄養というとビタミンCが豊富と言われるイチゴや、昔からの格言?にもなっているリンゴ(リンゴが赤くなると医者が青くなると言いますね)、あとはよく朝食にお勧めされるバナナでしょうか、この辺りがよく知られていると思います。
そう言えばさくらんぼの栄養ってどんなだろう?と、私も戴いてから調べてみました。
さくらんぼ、まず第一には糖質が多いようです。つまりすぐにエネルギーとして使われるということですね。
その他にはカリウム・鉄分・カロチン(ビタミンA)・ビタミンBなどが豊富だそうです。
効率よく栄養素を使える構成になっているので、特に貧血や冷えなどに効果的とのこと。
妊婦さんの貧血にお勧めという情報もありました。
東洋医学の観点からは冷えに効く食べ物とされており、さくらんぼを漬けたお酒は虚弱な人に効くとされています。
(常に暑がりのタイプの人は、食べ過ぎないようにした方がよさそうです)
さて、食べる機会はそうないと思いますが、さくらんぼの種。
これは生の梅と同様、青酸系の成分が含まれています。
大量に摂取しなければ問題はありませんが、うっかりさくらんぼの種まで食べてしまいそうな小さい子にあげる時には、注意した方がいいですね。
全体として疲労回復・貧血などに効果的な食べ物ですので、まさに今の時期に向いているフルーツです。
旬の食べものにはその時期の体に合う栄養素が含まれている、と以前の記事にも書きましたが、こういうもののひとつひとつを実感する度に、自然とはうまくできているものだなあと感心します。