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大豆製品を食べよう!

大豆製品を食べよう!
2016年08月30日

今年の夏は暑い日こそ少なかったものの、台風の影響か湿気で重苦しく感じる日が多かったですね。
暑い日には料理が面倒で台所に立ちたくない、という話をよく聞きますが、暑くないにしても、あんまりぱっとしない日にはやはり調理が面倒だったり食欲がなかったりと、手を抜きがちになってしまいます。

夏の手抜きメニューと言えばやはり素麺でしょうか。
具を工夫して野菜を多く摂取するようにすればまだいいのですが、素麺単品だとやはり栄養が偏ります。
素麺は小麦粉なので、基本的には炭水化物のみになりますね。
量が多くないにしてもほぼ炭水化物の食事では、健康的な意味でも美容的な意味でもあまりよくありません。

なのでこんな時期の手抜きの食事には、「豆腐を多く食べるようにしてくださいね」と、よく患者さんにお話をしています。
豆腐以外にも納豆や厚揚げでもいいのですが、要は大豆製品ですね。
大豆はご存知「畑の肉」とも呼ばれ、植物性のたんぱく質を多く含んでおり、体の代謝に重要な働きをしています。
イソフラボン(女性ホルモン様のもの)も摂取でき、低カロリーと、女性には特にお勧めできる食材です。

炭水化物はいわゆるエネルギー源ではあるものの、それを燃焼する場所(筋肉)の維持にはたんぱく質が必要なため、炭水化物が中心の食事をしていると、無駄にエネルギーだけが体に蓄積され、脂肪として貯蔵されてしまいます。
また、筋肉の維持がしづらいために、エネルギーは足りているのに体が疲れやすく感じたりもします。

大豆自体は消化率が低い食べ物ですが、加工食品になると栄養の吸収率が格段に上がるそうです。

今年は家庭菜園をしている友人や患者さんからゴーヤを戴いたりしたので、私も積極的にゴーヤ+豆腐でゴーヤチャンプルーを作ったりしていました。
旬の食べ物はやはり体に効いている感じがとてもします(→旬の食べ物についてはこちらの記事で)。

まもなく9月になり、今度は季節の変わり目ということで体調を崩す方が増えてきます。
食べ物からしっかりと栄養を摂り、夏の疲れが出るこの時期を乗り越えていきましょう。

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